侍従になる
侍従になるにはまず、国家公務員
侍従になるには、いまや極端に言えば、だれにでもチャンスがあります。
戦前は、侍従といえば、華族や学習院関係者から選ばれていました。
侍従は、天皇・皇后の相談相手から、公務の手伝いまでします。
天皇陛下の側近中の側近だから、身分関係が重視されていた戦前は、
侍従の門戸が狭かったのです。
といっても、現在、この侍従を宮内庁が一般公募しているわけではないんです。
最近の就職ルートは、文部科学省、総務省、厚生労働省の
国家公務員の中から、出向という形で就職するというケースが多いのです。
侍従になるキャリア
国家公務員の主にT種上級職試験を受けて、
まず、文部科学省などに入省します。
そして、皇室関連の行事にも携わりながら、つつがなく仕事をこなします。
この実績を積み重ねて、はじめて侍従になるチャンスが巡ってくるのです。
テレビなどでみてもわかるように、選ばれるのは温厚な人柄で、
どことなく品を感じさせる人、のようです。